2015年12月13日
_ [wine] Marcel Deiss Burlenberg 2003
今年の3月に、マルセル・ダイスに訪問した折に購入したワイン。
ビュルランベルグは赤ワインで、簡単に参照できる資料によれは、90数%以上がピノ・ノワールらしいです。ドメーヌに訪問した時、ジャン=ミッシェルの話を聴いた感じでは、全て昔からの混植をそのままにしていて、単一のセパージュには全く興味が無いみたいです。
既にプルミエクリュ(1級)とラベルに書いてありますが、まだ正式な規定は無いはずです。今年行って、ドメーヌで家族と一緒に昼食を頂いている時、午後からプリュミエクリュ策定の会議があるとジャン=ミッシェルが言っていましたので、あと数年できちんと決まると思われますが。
世の中、単一セパージュのワインがやはり判りやすいので、嫌いだと言いながらも、実はマルセル・ダイスも単一セパージュのワインを出しているけど(但し、ドメーヌでの試飲には出てこない)、私は本当に100%なのか、怪しいと思っていたりします(飲んでいないけど)。この殆どピノと言うワインも、最初は、ブルゴーニュに近いと思って居ましたが、開栓後1時間以上経って、ワインも残り少なくなった今では、実は結構違う品種が入っているのでは、と想像してたりします。
この3月のシャンパーニュ〜アルザスの旅行では、最後の夜以外は、ずっと赤ワインはアルザスのピノにしていたのですが、どれも正直言って印象に残ったワインではありませんでした(それで、最後だけはブルゴーニュにしたのです)。それらに比して、このワインは、最初から「良い葡萄からのしっかりした作り」なのが、香りとテイストにブリブリしています。検索すると、田中さんが、ブルゴーニュのグランクリュに匹敵する、と評された事が出てきますが、全く納得です。
ただ、どうなんでしょう、1本を時間をかけて飲んでみて、しっかり作られた非常に良いワイン、と言うのはとても良く判るのですが、飲んで素直に楽しいかと言うと、なんだかそこはいまいち微妙です。でも有名ブルゴーニュでも、良さそうなんだけど、なんだか良く分からないまま飲み終わってしまうのも、幾つも記憶があります。もう少し熟成すると良いのかも知れません。