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xiphioの備忘録


2019年03月12日

_ [Traveler's diary] ロワール地域ワイン畑巡り、3日目:シノン、ブルグイユ、ヴーヴレイ、モンルイ、シュヴェルニー

朝は、シノンに向かい、シノンの町を越えて数キロ行った所の、このACの有名な作り手、シャルル・ジョゲ(Charle Jguet)の訪問です。。画像の説明

出て来てくれたお姉さんと、建物の方でなく、少し斜面を下り地下室の入り口に向かい、ここで試飲です。恐らくその奥は地下セラーとなっているのでしょう。一通り試飲させて貰いましたが、最後に飲んだ白が割と鮮烈で面白かったので購入。シノンには白は無いのでトゥーレーヌになるみたいです。

その後、家の回りの畑と、教えて貰ったすぐ近くの単一畑クロ・デ・ラ・ディオッテリ(Clos de la Dioterie)を見に行きました。

その後、またシノンの町の方に帰って北上、ロワール河を渡ってブルグイユに入ります。ブルグイユの町を過ぎても葡萄畑は見当たりませんが、町を過ぎて更に北上、山の方に向かいますと、一面の葡萄畑が山の南斜面に長く広がっています。

まず畑の中を西に向かい、恐らくサンニコラ・ド・ブルグイユのエリアとおぼしき辺りに入り、後は丘を登ったり降りたりしながらの畑を見学しながら東のブルグイユ方面へ、畑は一連繋がっていて、サン・ニコラとの境界は全く判りません。
画像の説明

そろそろ昼なので、昼食の場所を調べてみると、何とすぐ近くの畑の真ん中辺りにレストランがあります、それもかなり高評価。そこで、ここでブルグイユとサン・ニコラ・デ・ブルグイユのワインを両方開けて、違いを飲み比べてみましょうと言う事になりました。

レストランはムーラン・ブルー(Le Moulin Bleu)、ブルグイユの畑の中を山の方に上った所にあります。私達は当然予約なしですが、後から予約のお客が次々来まして、ほぼ満席になりました。

早速ワインリストを見ますと。流石にブルグイユとサン・ニコラ・デ・ブルグイユが1ページずつあります。作り手や銘柄をみても当然まったく判らないのですが、折角なのでこの際両方とも一番高いのにしました。と言っても、ブルグイユで37ユーロ、サン・ニコラで45ユーロです。雰囲気も良く、料理も美味して楽しい昼食でした。でも、少し飲み過ぎましたかねぇ、、

その後ブルグイユを後にして、ヴーヴレイに向かいます。ここでは、やはりこの地方で有名な作り手、ドメーヌ・ウエ(Domaine Huet)に訪問し試飲と見学です。これまで行ったロワールの作り手の所は、たとえ看板に試飲OKとあっても、実際は誰も居ない事が殆どで、訪問して呼び出してから来て貰うって感じだったのですが、ここは結構有名な所らしく、試飲のホールも立派で綺麗でして、先客もおりました。

一通り試飲したはずですが、昼に随分飲んだのであまり記憶に有りません。その後、ヴーヴレイの畑を見た後、少し南下してロワール河を渡って東に向かい、モンルイに入ります。そこでモンルイの畑を少し見てから、ロワール河を上り、ACシュヴェルニー&クール・シュヴェルニー地区に向かいます。画像の説明

ホテルはブロア(Blois)近郊の古い貴族の邸宅を改装したとおぼしき、"Le Chateau de la Rozelle"に宿泊。3月はやはりシーズンオフなんでしょう、お客さんも少なさそうで、駐車場には他に2台しか車が止まっていないです。

流石の邸宅なので、雨が降りそうだったけど、暫く敷地内を散策してみました。やはりこういう所は、数日滞在して、暫し自分の別荘気分に浸るのが良いかも、です。

ホテルレストランも施設はあるのですが、やはりオフな為か営業していないとの事だった為、紹介してもらった近くのChitanayの街中のオーベルジュ、"L'Auberge du Centre"にて夕食をとる事にしました。
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"L'Auberge du Centre"はオーベルジュなのでホテル施設が有るのでしょう、レストラン内は奥がかなり広くて、宿泊客らしい人が3、4組居ました。観光シーズンやバカンス中は、きっと人も多いのでしょう。

ワインは、白はドメーヌ・デュ・ウアの、ここだけの珍しい品種ロモランタン100%の白ワインを加藤さんが選びました。赤は恐らくずっと前に購入しただろう、まだブシャール名のコント・リジェ・ベレールのヴォーヌ・ロマネ・オーレニョ01を見つけたので、それにしました。

この赤、最初、ワインリストにはこれだけ作り手が書いて無く、ソムリエさんに尋ねた所、「オーナーに聞いてみる」と言う事で、すぐオーナーとおぼしき人が来てくれて、後でボトルを持ってきてくれました。ブシャール時代のコント・リジェ・ベレールだったので、珍しいと言う事もあって、このワインにしました。以後のサービスは、このオーナーのおじさんがやってくれました。