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xiphioの備忘録


2020年05月25日

_ [computer] FM-8 FM-7の売却

コロナ禍の影響でやってます大掃除と不要品の処分ですが、前々から処分しなければ、と思っていた古いパソコンを売ることにしました。

以前までは、捨てるしか無い、、と思っていたのですが、最近は「レトロPC」とかで、結構な値段で売られているのを見かけます。秋葉原のBEEPですね。ここは上京して秋葉原に行ったら、一度はお店を覗きます。

販売している位ですから、買い取りもしてくれるだろうと問い合わせると引き取ってくれるみたいで、先日送りましたら、買い取ってくれました。

FM-8は、大学生の時代に、私が最初に買ったパソコンです。後で、拡張BOXとFDDユニットも買いました(拡張BOXが無いとFDDが付かない仕様)。20万円位したかなぁ、大学生には、相当思い切った買い物でした。

コンピュータは大学の大型メインフレームしか無かった時代ですから、下宿でプログラミング出来るのが本当に嬉しかったですね。最初はカセットテープでセーブ&ロードしていたのですが、なかなかうまく行かないことが多くて、FDDや、そしてFM-8の特徴でも有るバブルカセットユニットも買いました。

使用CPUである6809のアセンブラも勉強しましたが、この09のアセンブラ、6809イントラクション・マニュアルを読みながら、とても良い仕様で有る事に感心したのを憶えています。今でも8bitでは一番ではないかと思います。

その後、CP/Mを走らせるために、Z80カードまで付けましたので、私の所のFM-8はフル装備です。それ以降はCP/Mの上でCのプログラムを書くのが主になりました。(今回の買い取りで、一番高かったのがZ80カードでした)

最近のコンパイラはほとんど1パスでしょうけど、昔はフル仕様のCコンパイラ(確かホワイトスミスとか言う名)だと5パス位有り、コンパイルは大変でした。FM-8の2つのバブルカセットの記憶容量はとても小さいのですが、整数しか扱えないけど小さなCコンパイラ(DOH-Cコンパイラ)を2つのバブルカセットに分けて入れると、FDDも使わないでコンパイルできました。可動部分が無いので、今のSSDみたいに、結構早かったです。

ついこの間の様に思いますが、もう35年以上前なんですね。送ったパソコンは、さすがにFDDユニットは駄目だったみたいですが、本体はキチンと作動したらしいです。その他、当時買ったりしたソフト(ゲームは無し)もFDDが有ったのでついでに送りました。各種コンパイラや、FLEXやOS-9とかのOSも、誰かがまた立ち上げてみてくれるととても嬉しいです(OS-9とかのマニュアルも探したのですが、どうやら古紙として捨ててしまったらしいです)。でも捨てないで良かったです。