2022年05月25日
_ [computer] GCPで、CentOS Stream8 とRocky Linux8
無料枠が結構あるので、昨年来、GCPの仮想マシンGCEでCentOS8のインスタンスを立ち上げて、色々インストールの練習とかやってみたのですが、その後暫く放置してありました。
元々はCentOS7のつもりでしたが、直前に8が出まして、今後はCentOS8だよね、と使用を始め、新しく出たCentOS8の分厚い解説本も幾つか買ってしまったと言うのに、いきなりディスコンになってしまいました。
暫く全くアクセスしてなかったのですが(その間グーグルからの請求は、全て0円だったと思います)、先日久々に繋いで、dnfでアップデートでも、、と思ったら、何とdnfが(当然yumも)使えません。調べた所、CentOS8はEOL(End Of Lifeらしい)になって、既にパッケージのメンテも出来ない様です。何たる事!。
そういえば、以前は本屋に何種類もあったCentOS8の解説本が、最近は全くありません。対策として、リポジトリを他に切り替える事も出来るようですが、GCEのインスタンスは練習台なので、この際CentOS8は消してしまい、違うOSを新たに作ってみる事にしました。
GCEでバイナリがある中での候補は、共に後継のCentOS StreamとRockyLinux8ですね。一応、両方のインスタンスを、所謂無料枠で作ってみました。もし課金が結構来るようでしたら、すぐ消すつもりですが。
今回もE2-microで、「標準の永続的」なHDD 30Gで、CentOS Stream8をセットアップしまして、まずは、dnfでアップデート、、と思いましたら、途中で、"Killed"と出て中断してしまいます。理由がわからず、次の日にやってみたらうまくいったりしたので、もう大丈夫かなと思いましたが、今度はhttpdとかのパッケージのインストール時に、やはり中断してしまいます。
仕方が無いので、"yum killed"とかで検索してみますと、どうやら、メモリ不足が原因の様です。「linuxでメモリ不足?、一応1Gもあるしホントかなぁ、」とも思ったのですが、教えてもらった通りスワップメモリを作りますと、問題無く作動しました。Windowsなどに比べて、リソースをあまり使わなくって軽いのがUnix系OSの特徴だったのに、1Gでメモリ不足とは、時代も変わった物です。
httpサーバのインストールと簡単な動作確認を済ませまして、次に前にもやった通り、tDiaryのインストールも試みたのですが、rubyの動作で、bundlerでインストールするときに、エラーになってしまいます。エラーメッセージをよく見てみると、このバージョンでは動かないとか何とか言っているみたいです、、正直「rubyのバージョン問題めんどくせー!」と思いました。ちなみに、"dnf install ruby"でインストールした、rubyのバージョンは"2.5.9p229"でした。
仕方ないので、他の方のブログを参考に、rbenvを入れて、rubyをソースからインストールする事にしました。バージョンは"2.7.6"を選びました。流石にビルドに小一時間ほどかかりましたが、無事終了。今回は、"bundle install"も無事終わって、とりあえずtDiaryが動きました。
あまり変わってない筈だと思っていたのですが、前回通りにやっても、すんなり終わらないですねぇ、、。tDiaryですが、これは前回通りに設定をして、データを移してみました。これでまず、CentOS Stream8で、一応動くようになりました。
次は、時間が有るときに、RockyLinux8で同じ事をやってみるつもりです。
追記: GCEインスタンスを2つ立ち上げていたため、月の終わりには無料枠を使い果たしたようで、課金され始めたので、とりあえず2つとも削除しました。(GCPの無料枠の規定ですが、実は今まで良く判って居なかったので、ここで改めてのグーグル上の案内を読み直しました)
使用するOSはStreamかRockyかで迷いましたが、Rocky Linux8にしました。Streamの方は、既にStream9も見受けられ、Stream8の寿命もそれほど長くなさそうなので、、。月が変わって、6月になってから同じようにインスタンスを立ち上げまして、同じようにtDiaryの稼働までもって行きました。やり方はもう解っているとは言え、結構時間がかかるものですね。