2022年08月28日
_ [audio] SX-8000用のエアーポンプとして、安永YP-6Aを使用(静音の為のボックスも製作)
エアー浮上式ターンテーブル、Micro SX-8000に使用するエアーポンプの件で色々な機器を試してみましたが、先のアーティクルの通り、とりあえずはオリジナルのRP-8020と、その補助として水槽用の小さなエアーポンプを併用する事としました。それが、一番静かだったからです。
その後も、エアーポンプ関連を時折見ていますと、一時期使用の候補にも挙がった浄化槽用のTERADA TY-30は、実は安永エアポンプという会社のAP-30PのOEMらしい事が分かりました。(色が違うだけで、そっくりです。近くのホームセンターで勢いで買ったTY-30よりも、3、4割も安いので、もっと良く調べてから買えば良かったです。)
安永エアポンプと言う会社は専業メーカーの様で、HPを見ますと色々なエアーポンプを作っている様で、製品を見てみますと、浄化槽用ではない少し小さなエアーポンプもありました。その中でも、YP-6Aと言う機種が定格風量が6L/minながらも、騒音レベルの値が一番小さいです。
値段は1万円ほどとそこそこしますが、とても良さそうなので、購入してみました。届いて早速通電してみましたが、なかなか静かですし、風量も充分です。それで結局、SX-8000用のエアポンプとしてはYP-6A使用する事にしました。先の書込で紹介しました、これまで購入した幾つかの機器は、全て無駄となってしまいました。
ただ、RP-8020に比べますと、騒音の音程が少しばかり高めに聞こえます。何かの箱にでも入れると、更に静かになりそうです。そこで、ふと周りを見ると、全く丁度良いサイズの木箱が有りました。これは、どこからか頂いたバームクーヘンの木箱です。洋菓子の箱なんですが、そこそこ立派なので捨てないでおいてあった物です。これを利用して静音ボックスを作る事にしました。
以前、ノイズカットトランスのうなり音を減らすために、厚めの板材でボックスを作った事がありますが、低周波にはそこまで効果が無い思いをしました。静音のためには、やはり「重い素材で囲む」と言うのが良い様です。確かに、MicroのRP-8020は、中のポンプはそこらの水槽用の物と構造自体は変わらない様ですが、ケースは厚手の金属製でかなり重いです。
重い物と言えば、やはり鉄板とか石とかでしょうか。鉄板や石でケースが作れれば良いのですが、どうも難しそうです。たまたま目に付いた木箱は、元は洋菓子の箱なので、流石に板は薄っぺらです。それで、この木箱の内に鉛板を張り付けることにしました。防振用の鉛シートとかは見たことが有るのですが、薄くて小さい割には結構高いので選択外です。でもそこは流石にインターネット時代です、探せば鉛の板を売っている所有るんですね、それにそれほど高くはないです。50cm四方の2mm厚の鉛板を購入しました。2枚で1万円ほどでしたが、結局1枚しか使いませんでした。
鉛板の加工ですが、2mm程度でしたら、厚手のカッターを何度か通せば切れますし、鉛ですので、はさみでも切れます。これ以上の厚さになると、切るのも面倒そうなので、普通の用途には2mmまでが無難かと思います。
木箱の内寸に合わせて鉛板を切って、適時折り曲げて、両面テープで貼るだけですが、本日の午後中かかってしまいました。さらに底に厚手のスポンジ(これも、なんかの品のパッキンだった物を再利用)を入れて振動を抑えます。電源コードと、エアーパイプ用の穴を空けて、一応完成です。
安永YP-6Aだけでも割と静かですが、こうやって作ったケースに入れますと、さらに静かになりました。先月から色々手をかけていたSX-8000のセットアップ(特にポンプをどうするかについては、結構時間がかかった)ですが、これで一段落と言うところでしょうか。