2024年01月20日
_ [computer] Synology DS223j&TOSHIBA HDD 16T でNAS追加、rsyncでデータ転送
使用中の1つのNASが、暫く前から使用量が80%を越えていたので、どうにかしなければと、思っていました。一番良いのは、もうこれ以上データを増やさないことですので、少し考慮していましたが、やはり少しずつ増えてきます。(本当は、不要な物をばっさり消してしまうのが良いのでしょうが、なかなか消せないものです)
ただ現在12Tなので、これを大きいのに交換と言っても、せいぜい18T位まででしょうし、手間がかかりそうな割には改善度が少ないので、暫く躊躇していましたが、もう一つのNASは容量が3Tと、今としては少ないので、こちらを容量を増やして、そちらにデータを分割する事にしました。
別な考え方として、現在の様にHDD2台のNASを複数台使用しないで、HDD4個以上収納できる大容量NASにして、まとめてしまう方法もあるかと思います。しかし、一つの単位として20T以上の大きなストレージにしておくのは、移動とか取扱もとても大変ですし、それにデータの中でも、大切な消えては困る物、消えてもまぁ仕方ないかぁ、と諦めもつくデータとに分かれますので、やはり物理的にも分けておいた方が良いかと思い、今まで通りのNAS複数台の使用です。
HDDは、容量あたりの価格を見ますと東芝の16Tが一番安いので、素直にこのMG08ACA16TEに決めました。大容量HDDでは一番の売れ筋の様です。前回はバックアップ用の1個を加えて、3個買ったのですが、今回は流石に高価でもあるので、必要な2個のみにしました。そのかわり、NASケースも新規に購入する事にしました。
QNAPは、今まで2台使用しましたが、少々嫌になったので、やはりSynologyです。機種は一番安くて、やはり一番売れ筋の、DS223jです。
本日HDDと共に届きましたので、早速セットアップしました。Synologyは3台目ですが、以前の事を良く覚えている訳ではありませんが、新しい製品のせいか、以前より更に簡単に、また各管理ソフトもより分かりやすく便利になったなぁ、と少し感心しました。今回は、67ページと最近では珍しいほどの結構な分量の、ガイド冊子も付いています。
セットアップが終わって問題なければ、早速rsyncでデータを転送です。どんな要領でやったのか、備忘録として簡単にでも書いておかないと、完全に忘れてしまうので、後の為に一応記載しておきます。
多分Synologyのパッケージをちょっと見れば、データ転送のアプリがあるのでしょうが、sshで接続してrsyncで転送するのが、何やっているのか分かりますし、一番慣れていますので、何時もの様にrsyncです。(流石に、"dump | restore"や"tar"は使わなくなりました)
> rsync -avn (user_id)@(ip_address):/volume1/(dir_name_src)/ /volume1/(dir_name_receive)/
と、こんな感じですが(nオプションで確認後、-avで本番実行)、同期の実行中でもターミナルアプリを終了すると、コマンドも中止されてしまいます。"nohup (command) &"でも良いのですが、コピーの進行がモニタ出来ると言う事で、リモートソフトで操作している常時起動のミニパソコンからの接続にしました。
一日半位でデータの移動も終わりまして、後は切迫しているNASからのデータコピーです。選んでコピーしますので、少し手間ですが、
> rsync -avn (user_id)@(ip_address):/volume1/public/(dir_name) /volume1/(dir-1)/(dir-2)/
こんな感じで、コピーするディレクトリを選んで、転送します。今回はディレクトリごとコピーしますので、後ろに"/"は付けていません。送り手も受け手もSynologyのNASですが、最初、rsyncを有効にしていなかったのでエラーになりました。Synologyの場合、コントロールパネル->ファイルサービスで、rsyncを有効にしておきます。
コピーが終わったディレクトリは削除ですが、Windows上からやりますと、実害は無い様ですが、時折削除出来ない項目が出るので面倒です。DSMの画面から File Stationで削除しますと、素直にゴミ箱にはいります。完全消去しないと容量は空きませんが、少しの間はゴミ箱に入れておく事にします。
> rsync -avn (user_id)@(ip_address):/volume1/public/mmm* /volume1/(dir-1)/(dir-2)/
の様な、ワイルドカードを使った構文も、当然大丈夫でした。
_ [music] Ernest Ansermet : The Stereo Years (88CD)
本日は、新しいアンセルメの全集、"Ernest Ansermet The Stereo Years" も、別便にて届きました。このCD全集、最初発売を知ったのは1年少し位前で、CD大部のほぼ決定版的な全集と思えたので、かなり重複していると思えますが購入を決めました。当初は、確か昨年初めの方の発売予定で、すぐ予約を入れていたのですが、その後発売延期が繰り返され、一旦予約取り消しとなったのです。
昨年暮れに思い出し、「もう出たかな」と改めて探してみると、"The Art of Ernest Ansermet Stereo Recordings" と言うのが見つかったので、良く確認せず、「やっと発売か、でも安いな」と思いながらも即注文。
届いた45枚のCDをみて、「あれ、何だか違う様な、」と思い、もう一度良く見直してみると、" Ernest Ansermet Stereo" の部分は同じながらも、"Stereo Recordings"と"Stereo Years"で、微妙にタイトルが違います。CDの枚数も45枚と88枚で違うし、、何と間違えて購入してしまいました!。
45枚の方はそのうち売ろう、と思い直し、仕方なく再度、"The Stereo Years"の方を注文しようとしましたら、何と既に在庫切れで注文できなくなっていました!!。
この全集は、何度も発売延期を繰り返したらしく、8月にやっと出た様なのですが、その後数ヶ月でオーダーできなくなっていました。予約の取り消しを後悔しながら、諦めきれず余所で探しましたら、値段はずいぶん高いのですが、アマゾンでオーダ出来る様でした。
ずいぶん無駄な事をしたと思いながらも、アマゾンで注文したのが12月。本日、やっと88枚のCDが届きました。あと、これを全部リッピングする作業が残っています。
私は少し前まで現物主義で、音楽ソースも同じ値段ならCD現物の方を選んでいましたが、結局リッピングするんだからロスレスのデータで良いかなぁ、と思う様になりました。最近BOX物を買う様になって、一枚一枚リッピングしながら、こういうのは特にそう思います。既に普通のCDは、概ねflacのダウンロード販売があるのですが、こういったBOX物では未だにCDのみですね。一応ダウンロード販売が無いか、海外のサイトも見てみましたが、やはり無いようです。今回の物の様なのもそうですが、現物の限定販売だから意味があるのでしょうか。
これでアンセルメのBOX物は、
Ernest Ansermet Decca Recordings - French Music (30CD)
Ernest Ansermet Decca Recordings - Russian (33CD)
に加えて、
The Art of Ernest Ansermet Stereo Recordings (45CD)
Ernest Ansermet : The Stereo Years (88CD)
まで加わる事になりました。
主要な物は殆ど重複している事でしょうから、かなりな無駄と言えます。元々、Decca Recordingsシリーズのあと一つ、"The Great European Tradition (31CD)"も買っていれば、以後のは買わなかったかも知れませんが、、
、、にしても、私なんかはアンセルメは好みです。同じ様な世代の、同じ様な方は、なんだか結構多そうです。でも確か、音楽雑誌とかに書いていた、私などより少し若い世代の、如何にも幼少時から音楽教育を受けた様な音楽評論家さん達には、それほど受けは良くなかった風に思います。
思うに、音楽を聴き始めた頃、当時はLPですが、大概廉価版LPしか買えなかった訳です。そういう時期、アンセルメとかワルターなんかの、高名だけどちょっと録音が古い音源が、廉価版LPとして大量にリリースされていまして、私などは殆どそういう演奏でその音楽に初めて接した訳です。「三つ子の魂云々、」ではありませんが、「最初に聴いたのが、どういったものだったのか」、と言うのは、とりわけそれが良い演奏だった場合、かなり後々まで影響を及ぼすかも知れません。