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xiphioの備忘録


2009年11月26日

_ [computer] HP Thin Client t5135 NetBSD 5.0.1 その他ソフトインストール備忘録(1)

t5135には、当初軽量Linuxをのせるつもりで、PuppyやDSLなどをインストールしてみましたが、NetBSDを試しにインストールした所、GUIでないコマンドラインインタープリタは楽しいです。古い人間なので、裏で何やってるのか分からないようなのは、何となく気持ちが悪いんですよね、、

私にはやっぱしBSD系が馴染むので、そのままNetBSDをインストールしてサーバーとすることにしました。データベースを抱えたWebアプリは、所謂LAMP(Linux+Apache+MySQL+PHP or Perl or Python)で作る事が多いみたいですが、私の場合は昔からBAPR(NetBSD+Apache+Postgres+Ruby)です。

理由は、BSDは最初にさわったのがSunOSなので、Apacheはこれ以外使った事無いし、データベースは昔フリーのデータベースを決める時に単にPostgresが本が沢山出ていたから(今はMySQLの本ばかりです)、PerlやPHPは嫌いで("$"文字が沢山出てきて、コーディングが汚く見える、と言う理由)日本語がキチンと処理出来るから(今はどの処理系でも問題ないでしょうが)Rubyにしました。Javaでも良かったかも知れません。

NetBSDは最近のLinuxみたいにごちゃごちゃしてなくて、手で設定してもとても簡単。以前はやり方を知るのに(思い出すのに)大変だったけど、今やネットですぐ検索できますから本当に便利。でも一応以下に備忘録。

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インストール最初のブートセレクトでは、ACPI無しを選ばないと、途中で止まる。

後のインストールは簡単。USBでは、CD−ROMが優先されてブートされる様。USBフラッシュメモリもUSBハードディスクも、同列にSCSIディスク扱いになる。従って、CD以外は、USBを挿す場所でブートするデバイスが決まる。ブート出来ないデバイスをスキップしないので、USBに2つ接続する場合は、挿す場所を選ぶ事。(ここまでは、t5135のBIOSの事柄)

ACPIが無い設定にしにしないとブート出来ないので、インストール後、デフォルトのブートを、ACPI無しに変える。
/boot.cfg のファイルでデフォルトを3番にする。
default=3画像の説明

ネットワーク設定はまず
$ ifconfig -a
でデバイス名を見る、"vr0"だった。何でvrなんだろう??

/etc/rc.conf に以下の設定を記入。(ついでにsshdとftpdも起動しておく)

hostname=t5135
ifconfig_vr0="inet 192.x.x.x netmask 255.255.255.0"
defaultroute=192.x.x.x
sshd=YES
ftpd=YES
rtclocaltime=YES

リゾルバファイルを作り、ネームサーバー設定(インターネットに繋がっていない環境で使用予定の為、本来なら、リゾルバと上記のデフォルトルートは必要ない)
$ echo 'nameserver 192.x.x.x' >>/etc/resolv.conf

/etc/hosts も編集しておく。
たったこれだけ、GUIでの設定より、ずっと簡単(だとおもう)。

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ワークディレクトリに入り、ftpでソフトのソースをWindowsマシンより取ってくる。以前はパッケージをインストールしてたけど、ソースからコンパイルしてインストールした方が10倍くらい気持ちが良い。昔はMakefikeを手で編集してたけど、最近は自動的にMakefileを作ってくれるので、手間はパッケージと殆ど変わらず、いや、パッケージインストールのツールの使い方を憶えなくて良い分、楽かも、、

FTPでまとめて取って来るには、mgetが便利、、こんなコマンド最近まで知らなかった。

ftp>prompt
ftp>mget *.gz
コマンドpromptにて、確認を求めないモードにしてからmgetで落とす。promptやglobはトグルなので、statusで一応現在の設定を見た方がよいかな。

必要なソースは、インストール順に、
apache 2.2.14
gnu make 3.81 (postgresに必要)
gnu m4 1.4.9 (bisonに必要)
gnu baison 2.4 (postgresに必要)
postgresql 8.3.8
perl 5.10.1 (perlは嫌いなので使わないけどrubyのチェックに使う、無くても大丈夫)
ruby 1.8.7 (最新の1.9はruby-postgresが使えないみたい)
ruby-postgres 0.7.9 (ruby-pgはまだ不備が多かったので、こちらに戻しました)
nkf 2.1.0

あとは、日本郵便のHPより、郵便番号データ
KEN_ALL.CSV

それと、自作のフィルタ、
csv2pg.c

_ [computer] RAID可能な、HDDケース色々

t5135に導入するOSはNetBSDで決まりで、その他ソフトのインストールも簡単なのですが、肝心のHDDの構成がなかなか決まりませんでした。

最初、試験的に手近の古いUSB接続のHDD(IDE接続のHDD内蔵)でやってきましたが、データ保護の観点から、RAID-1構成のUSB接続HDDにするつもりでした。目処が立ったので、これも以前買っていた鎌蔵をUSBで繋げて、今までと同じようにやったのですが、インストールまでは上手く行くのですが、そのHDDからの立ち上げの途中で止まってしまうのです。

じゃあ、ブートはUSBフラッシュでして、後からこのHDDをマウントしようと、と思ったのですが、それも駄目。どうやら、BSD用にフォーマットした領域をチェックに行った所で何故かハングするみたいです。

仕方ないので、HDDケースを他の物に交換する事に、、RAID-1が使えて安い、玄蔵をインターネットで注文して(地元のショップでは売ってなかった)到着を待って、繋げてみましたが、、この玄蔵をUSBで繋げると、CDからのブートも出来なくなりました。どうらら搭載するコントローラーにより、ブート出来なかったり、認識の途中で上手く行かないみたいですね。

半ばやけで、地元のパソコンショップで「裸族の二世帯住宅」(この機種は評判良いですね)を買ってきました。地元の店と言っても近くは無いので、これも作動しなかった時の為にと、隣にあったRAIDの無い単なるHDDケース、AOTECHのエコモード付きのHDD_STANDも買いました。何度も書きますが、本体のt5135は三千円で買ってます、こんなに何台もHDDケース買うのなら、eSATAの付いた小型パソコン買った方が良かった気がしますが、まぁ成り行きです。

結果として、どちらとも接続、ブートともOKでした。「裸族の二世帯住宅」は少し高めですが、評判が良いだけの事はあります。しかしやはりt5135には勿体ないので、近々リプレースを予定しているメインのパソコンに使う事にして、HDD_STANDを使う事にしました。RAIDは諦めましたが、USBフラッシュメモリに定期的にバックアップすることでデータ保護することにしました。

しかし回りに、とりあえず使い道のないRAID仕様のHDDケースが幾つもあります。店でSiliconPowerのコンパクトSSD、"eSATA/USB SSD"を見つけたので、SSD構成にしようかと、買った事もありました。この機種も、USB接続すると、玄蔵と同じくブート出来なくなりまして、今の所使い道無しです。所謂「トホホ」の部類ですかねぇ、、